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テニス肘

肘の痛みで
お悩みではありませんか?

肘の外側に痛みがある場合は、テニス肘が疑われます。
その名の通り、テニスのバックハンドサーブといった、スポーツでのつかいすぎがおもな発症原因です。
しかし、仕事や家事など日常的に手首をつかう方でも、肘を痛める可能性はあります。

放置すると痛みが長引く場合もあるため、早めの対策を始めましょう。
こちらのページでは、テニス肘が起こるメカニズムと症状の特徴、ご自身で行える対処法・予防法を詳しくご紹介しています。
肘の痛みでお困りの方に、ぜひご参照いただけますと幸いです。

目次

このようなことに悩まされていませんか?

  • テニス肘の対処法が分からない
  • ものを持つ際に肘が痛む
  • キーボード操作をしていると肘が痛むようになった
  • 肘の痛みを起こさないようにしたい

テニス肘・野球肘の原因や症状

テニス肘は、テニスの初心者に発症することが多いといわれています。
またスポーツをしていなくても、手をよくつかう方であれば、肘を痛めることがあります。
痛みに対するスムーズな対処ができるよう、こちらにてテニス肘のメカニズムやおもな原因、症状の特徴を確認していきましょう。

テニス肘・野球肘の発症メカニズム

テニス肘は、肘外側に生じた痛みです。
指や手首を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋)の腱が炎症を起こしたものと考えられています。

テニスのバックハンド(手首を反らすスイング動作)の繰り返しにより発症することが多いため、この名前で呼ばれています。
※正式名称は「上腕骨外側上顆炎」といいます。
テニスのフォアハンドによって、肘の内側を痛めるケースもあります。

【テニス肘のおもな原因】

●腕や手首のつかい過ぎ

テニス肘は、過度な運動(オーバーユース)がおもな原因になります。
特に「テニスのバックハンド」が、負担のかかる動作としてあげられます。
また、ガットが硬いラケットを利用していると、手首や肘への衝撃がより強まってしまいます。

●肩甲骨の硬さや動かしづらさ

首肩の緊張が強まっている方は、手首や肘への負担が強まるといわれています。
肩甲骨の硬さがあると、連動して肘、手首の動きも硬くなってしまうためです。
日常生活における「猫背」「長時間の同一姿勢」によって、肩甲骨が緊張しやすい傾向にあります。

●腕の筋肉の柔軟性の低下

上腕や前腕の緊張が強まっている方は、同じ動作でも筋肉(腱)への負担が強まりやすいです。

テニス肘のおもな症状

テニス肘には、次のような症状の特徴があげられます。

●肘の痛み

上腕骨外側上顆(肘外側にある骨の出っ張り)ピンポイントで圧痛があり、テニスのバックハンドやサーブにて痛みが誘発されやすいです。
また、日常では、「肘を伸ばした状態でものを持ち上げる」「手首を反らす動作(雑巾を絞る、ドアノブをひねる)」といった動作で肘の外側が痛むこともあります。
テニス肘では、基本的に安静時の痛みはないといわれています。

●テニス肘の検査方法

テニス肘の代表的な検査方法には、次のものがあります。

・トンプソンテスト:抵抗を加えながら手首を反らす。
・チェアテスト:肘を伸ばしたまま、椅子を持ち上げる。
・中指伸展テスト:中指を伸ばす動作に抵抗を加える。

上記の動作で肘の痛みが誘発された場合は、テニス肘が疑われます。
加齢に伴う腱の変性筋力の低下から、中高年の女性にテニス肘は多い傾向にあります。

※日常生活中の手のつかいすぎによっても、テニス肘を発症することがあります。

・パソコンのキーボード操作(手首を反らした状態が続くと、テニス肘が起こりやすい)
・料理や掃除、育児
・仕事で重たいものを持ち上げる

などです。

日常で行えるテニス肘の
対処法と予防法

運動時やものを持つ際など、肘の痛みがある場合は、どうケアすれば良いのでしょうか?
放置していると、その分症状が長引いてしまう可能性があります。
つかいすぎで痛めてしまっているため、無理をせずに早めに対策を始めましょう。
こちらでは、日常で行えるテニス肘の対処法と予防法を詳しくご紹介します。

自分で行えるテニス肘の対処法

テニス肘が疑われる場合は、次のように対処していきましょう。

●炎症期の対処法

・患部のアイシング

熱感がある場合、袋に入った氷水を当てて冷却しましょう。
また消炎鎮痛の湿布も、痛みの緩和や炎症の抑制に有効であるといわれています。

・無理に痛みのでる動作をしない

日常生活において「重たいものを持つ」「手首をひねる」といった、痛みが誘発される動作はなるべく避けましょう。
損傷を悪化させると、その分改善にも時間がかかってしまいます。

●回復期の対処法

・前腕部のストレッチ

前腕部(肘と手首の間部分)の筋肉をストレッチして、肘にかかる負担を軽減しましょう。
具体的なやり方は、次の流れになります。

1.右肘を胸の前に伸ばし、左手で右手を持ちます。
2.右の手首を手のひら側に曲げます。
3.2の状態から、指も曲げるようにします。

上記のストレッチにて、テニス肘に関連する筋肉がストレッチされます。

・肩関節の柔軟性強化

体幹から身体を動かせるよう、肩関節もストレッチしましょう。

1.腕を頭の後ろに上げます。
2.そのまま頭の後方で右肘を左手で掴むと、脇の下の筋肉をストレッチできます。
3.体幹を左に倒すと、より右の肩甲骨まわりが伸ばされます。

左右バランスよくストレッチすることがポイントです。

・痛みがでる動作の見直し

何度も肘を痛めている場合、手首に負担がかかる身体のつかい方をしている可能性があります。
家事育児運動などにおいて、一度ご自身の身体のつかい方を見直してみましょう。

テニス肘の予防法

肘の痛みがおさまりましたら、再発させないように日頃から予防もしておきましょう。

●運動後や腕をつかい過ぎた時のケア(ストレッチ・セルフマッサージ)

痛みがあるときだけではなく、運動後や仕事で腕をつかった後には、しっかりとストレッチでケアをしましょう。
上記でご紹介したストレッチ方法に加えて、ボールをつかったセルフマッサージもおすすめです。

・机の上にテニスボールを置きます。
・手のひらを上にした状態で、ボールを転がすようにしながら、前腕の筋肉をほぐしていきます。

痛気持ちいい箇所を重点的にマッサージしましょう。

●オーバーユースを避ける

痛みを繰り返す場合は、オーバーユースになっている可能性があります。
つかいすぎになっていないか、運動メニュー練習時間など、一度見直してみましょう。

●運動で痛みがでる場合は、全身がつかえているかフォームの見直し

痛みを繰り返している場合、練習量に加えてフォームも見直してみましょう。
手首に頼ったり手打ちになったりしている可能性があります。
股関節から肩甲骨、肘、手首へと連動して動かすことが理想です。

●手首の筋力強化

手首の強化も、テニス肘の予防に有効といわれています、
前腕の筋力が低下していると、その分腱にかかる負担も増加してしまうためです。
具体的には、次のような方法があります。

・リストカール

1.椅子の上に肘を乗せます。
2.水の入ったペットボトルやダンベルを手に持ちます。
3.「手首を垂らした状態から反らす方向」に10回ほど手首の力だけで重りを持ち上げます。
4.「手首を反らした状態から手のひら側に曲げる方向」にも10回ほど手首の力だけで持ち上げます。
3.4はともに、肘の位置は固定して行いましょう。

クラル八王子整骨院の
【テニス肘】アプローチ方法

テニス肘とは腕や手首のつかい過ぎによって、肘の外側に炎症を生じている状態であるといわれています。
当院ではテニス肘の改善にあたり、痛みを取るだけでなく姿勢のゆがみ、関節の柔軟性機能性筋力バランスを改善することに力を入れ、時期に合わせた施術を行います。

①発症初期

当院では初期の強い炎症症状に対して、アイシングハイボルト施術及び患部に対するテーピングを行います。

②リハビリ期

テニス肘の多くは前腕筋の過剰な緊張によって起こるといわれているため、筋肉の緊張を取り除くためトリガーポイント療法と、超音波とハイボルト療法を組み合わせたコンビネーション施術を行います。

また、外側上顆炎では身体のゆがみにより背骨や肩甲骨の位置が崩れ、肩や肘の柔軟性や機能性が低下し、肘に過度な負担がかかることがあるため、背骨の矯正施術や肩関節や肘関節、手関節のアライメント(関節の噛み合わせ)の調整も行います。
一時的に痛みがなくなったとしてもやがて再発してしまう可能性が高いため、根本的な原因である姿勢の改善を目指します。

テニス肘に対する施術方法

トリガーポイント療法 テニス肘の多くは、前腕筋の過剰な緊張によって起こりやすいです。
そのため、炎症が落ち着いてリハビリ期に入ると、筋肉の緊張を取り除くためにトリガーポイント療法で患部の筋肉の緊張を緩めていきます。
超音波とハイボルトのコンビネーション施術 テニス肘の場合、骨膜に炎症を起こし患部が腫れてしまいます。
この腫れの軽減と炎症の抑制のために、特殊電気療法を行っていきます。
キネシオテーピングやサポーター処方 テニス肘が改善し、運動再開時期に患部の負担を軽減させる目的で行っていきます。
関節調整 テニス肘の場合、肩関節や手関節のアライメント(関節の噛み合わせ)に異常があることも多いため、手技アライメント調整も行います。

著者 Writer

著者画像
笹原 一人
(ササハラカズト)
所有資格: 柔道整復師、フォームソティックス取扱認定、スポーツ活法認定
生年月日:1986年4月10日
血液型:A型
出身:東京都国立市
趣味:筋力トレーニング
得意な施術:腰痛施術
ご来院されるお客さまへ一言:本気で治したい方全力でサポートします。

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